スポーツバイクは、安全かつ快適に楽しむ為に、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
乗車中のトラブルを防止する為の乗車前点検、日常に行う定期点検に加え、
スポーツバイクに精通したメカニックによる定期点検とメンテナンスが欠かせません。
乗車前点検や定期点検を行ったとき、不調を感じたり、いつもと違う感じがあるときは、
最寄りのビアンキバイクストアまでお問い合わせください。
乗車前点検
乗車前点検は、走る前は必ず行ってください。
「いつもと違う感じ」があるときは、必ずビアンキバイクストアまでお問い合わせください。
ハンドルやブレーキレバーの固定を確認
前輪を足で押さえて、ハンドルとブレーキレバーを前後・上下・左右に、力一杯ゆすり、固定状況を確認します。
動く場合は締め付けトルクが不十分です。
サドルとシートポストの固定を確認
フレームを押さえて、サドルを上下・左右にゆする、上から体重をかけるなどで、固定状況を確認します。
サドルが動いたりシートポストがズレる場合は、締め付けトルクが不十分です。
フロントフォークやヘッドパーツ、前輪や前ブレーキの固定確認
前ブレーキだけをかけて、車体を前後にゆすり、フロントフォークやヘッドパーツ、前輪や前ブレーキにガタつきがないかを確認します。
ガタつきがある場合は、固定ボルトが緩んでいる可能性があります。
車輪の振れやタイヤの装着状態、ブレーキの取り付けを確認
バイクを持ち上げて前後輪を空転させ、車輪の振れ、タイヤの装着状態、ブレーキシュー・ブレーキパッド、ブレーキキャリパー(ブレーキ本体)の位置が正常かを確認します。
車輪の振れやタイヤの装着がズレている場合は、ニップル(スポークを固定するパーツ)の緩みやリムが変形している可能性があります。
ブレーキシュー・ブレーキパッド、ブレーキキャリパーの位置がズレている場合は、パーツの劣化や固定ボルトが緩んでいる可能性があります。
後輪、後変速機の固定を確認
後輪を10cmほど持ち上げて落とし、後輪や後変速機のガタつきがないかを確認します。
ガタつきがある場合は、固定ボルトが緩んでいる可能性があります。
日常点検
スポーツバイクは、走ることでボルトが緩んだり、パーツが徐々に劣化します。
定期的な日常点検を行うことで、トラブルを防止し、スポーツバイクを安全に楽しむことが出来ます。
日常点検は月に1回を目安に行い、不調を感じたら必ずビアンキバイクストアまでご相談ください。
パーツの固定を確認
乗車前点検の要領で、以下のパーツが適切に固定出来てるかを確認します。
- サドル
- シートポスト
- シートクランプ
- ハンドル
- ステム
- ブレーキおよびシフトレバー
- グリップおよびバーテープ
- ブレーキキャリパー
- ホイール(クイックリリースまたはスルーアクスル)
- ペダル
- ブレーキおよびシフトワイヤー
- ライトやベルなどのアクセサリー
傷や亀裂、凹みや曲がりの有無を確認
目で見たり、触ったりして、以下のパーツに傷や亀裂、凹みや曲がりがないかを確認します。
- フレーム
- フロントフォーク
- ホイール(リムおよびスポーク)
- ブレーキシュー
- ブレーキパッド、タイヤ、変速およびブレーキのワイヤー
ガタつきを確認
乗車前点検の要領で、以下のパーツにガタつきがないかを確認します。
- フロントフォークやヘッドパーツ
- ホイール
- ブレーキ
ビアンキバイクストアでの定期点検とメンテナンス
安全かつ快適にスポーツバイクを楽しむ為に、乗車前点検・定期点検に加えて、
ビアンキバイクストア(専門店)での定期点検と、必要に応じたメンテナンスを行ってください。
1か月点検
ご納車後、1か月もしくは200km~300kmほど走行したスポーツバイクは、乗車による「なじみ」が発生します。
各部ネジの締め付け状態、ブレーキ・シフトワイヤーの初期伸び、ヘッドパーツやハブベアリングのアタリ、ホイールなどの再調整を行います。
6か月点検
ご納車後、6か月もしくは2,000kmほど走行したスポーツバイクは、タイヤなどの消耗で交換が必要になる場合があります。
約40か所の点検と再調整、消耗具合の確認などを行います。
1年点検
ご納車後、1年もしくは4,000kmほど走行したスポーツバイクは、ベアリングなどのオイル注入や、ブレーキ・シフトワイヤー、チェーンなどが摩耗し、交換が必要になる場合があります。
約40か所の点検と再調整、パーツの消耗具合を確認などを行います。
ご納車後1年以降は、6か月を目安に点検を行ってください。
安全かつ快適にスポーツバイクを楽しむ為に、最低でも1年に1回は点検を行うようお願いいたします。