人気のサイクルスポーツ。サイクルロードレースなどをはじめとする競技スポーツから、ゆっくり景色や食べものを楽しむサイクリングまで様々あります。そんなサイクルスポーツの魅力を、プロフェッショナルコーチの青山剛氏の視点で毎月発信していきます。
『サイクルスポーツ・ナビゲーション』の連載コラムが始まります!
乞うご期待!
Vol.1「サイクルスポーツの魅力とは?!」
皆さん、明けましておめでとうございます!
ビアンキアンバサダーの青山剛です。
今月からサイクルスポーツの魅力やトレーニング効果、またその方法などをプロフェッショナルコーチの視点で毎月お届けしていくことになりました。よろしくお願いします。
さて、皆さん自転車に乗っていますか?
まずはサイクルスポーツ=自転車に乗って運動しましょう、ということなのですが、自転車には様々な形態があります。簡単に説明すると、
・ロードバイク →舗装路を走る。一番スピードも出るし距離も乗れる。
・マウンテンバイク →主に未舗装路を走る。山道など起伏凸凹も乗れる。
・グラベルロードバイク →舗装路も未舗装も走る。砂利道、土道など乗れる。
・シクロクロスバイク →舗装路も未舗装も走る。グラベル+起伏も乗れる。
・シティサイクル →いわゆる街乗り。移動が主な目的だけど運動性も高い。
この他にはE-バイクといって電動アシストの自転車も最近とても注目されています。
このように一口にサイクルスポーツといっても多種多様で「どこを走るか?」で乗る自転車は変わってきますが、何よりサイクルスポーツの一番の魅力は「遠くまで快適に自分の脚でいける」ということです。
私は高校生まで陸上部でランニングばかりしていて、大学からトライアスロンをするために自転車(ロードバイク)に本格的に乗り始めました。ランニングだと、だいたいジョギングペースで1時間に10~12km、いっぱい走っても3時間で30kmくらいでした。
しかし、ロードバイクだとジョギング感覚でも1時間で25km前後乗れて、2~3か月乗り慣れてくると、4時間で100km前後も走ることが出来て感動したのを覚えています。ランニングではありえない場所まで行けたことがとても嬉しかったのです。
しかも自転車はランニングのような着地の衝撃負担がないので、身体へのダメージもかなり少ない=運動を継続しやすいのです。また乗ること自体にトレーニング効果もありますが、遠くまで色々なところに自分の脚でいける楽しみこそ、サイクルスポーツの最大の魅力だと思います。
というわけで、私はこれからの時代はサイクルスポーツこそ「サスティナブルスポーツ」として多くの皆さんに取り組んで欲しいと思っていますので、この連載でその魅力や方法をど
んどんお届けしたいと思います。
■青山 剛 (あおやま たけし)
元トライアスロン日本代表。その後コーチに転身しトライアスロン女子五輪代表を輩出。
現在はプロフェッショナルコーチとして競技者から子ども、シニアまで幅広い層にトレーニング指導を行っている。全国で講演、セミナー、教室なども開催中。著書多数。
国内唯一のビアンキブランドアンバサダーとして、正しいサイクルスポーツの普及発展にもあたっている。