こんにちはビアンキバイクストア町田店です。

2020年に発表されたフルカーボングラベルロードARCADEXに、イタリアンブランド「Campagnolo（カンパニョーロ）」の最新グラベルコンポーネントをEKARを搭載したモデルが新たに登場しました。

ARCADEXの名称はギリシャ神話に登場する自然の調和が支配した伝説の理想郷 = アルカディアから名付けられました。その名の通り、自然との触れ合いとビアンキが誇るレーシングバイクを融合させたビアンキ初のカーボングラベルロードバイクです。

ARCADEX EKAR

ARCADEX EKAR ￥693,000 (税込)

Color : CK16/Blue notes Full Glossy

Size : XS,SM

オフロードを幅広く楽しむためのジオメトリー

多様化するグラベルロードというジャンルでは、レースを走るようなレーシングモデルや、キャリアに荷物を積載するようなツーリングモデルなどがあります。ARCADEXはその中間に位置した、グラベルでの安定感と走破性を併せて楽しめる設計になっています。

サドルに座った際にまず感じるのは、重心の低さでしょう。自転車の中心部となるボトムブラケット（クランク中心部）の高さが低く設計されているため、路面が不安定な未舗装路でも車体を安定させて走る事が出来ます。

ロードバイクに乗られた経験のある方には、ハンドル位置が高く感じられるかと思います。よりアップライトな乗車姿勢は、足元が不安定な中でも見通しが良い乗車姿勢であることもグラベルライドに於いては重要な要素となるでしょう。また、山道での木の根や段差を飛び越えるなどのテクニカルな場面や、悪路の走行でハンドリングがし易くなります。

ヘッドアングル（A）はMTBのように寝かせた角度で、オフロードのハンドリングで安定性を高める設計です。それに対して、ホイールベース（B）と呼ばれる前後のホイール中心線を結んだ長さは、他のグラベルロードバイクと比べるとやや短い設計です。これにより、取り回しがまったりとし過ぎず、小回りが利く反応性の高いバイクにすることが出来ます。このような緻密な設計のバランスが、ARCADEXの持ち味である、安定感と走破性を併せて楽しめる走りに繋がるのでしょう。

独創的なフレーム形状

ARCADEXは他のBanchiロードバイクや他のグラベルロードとも似つかない、独創的なフレーム形状をしています。
ボリュームのあるヘッドーチューブとフロントフォークは剛性を向上させて、グラベルライド中でも正確なハンドリングへと導いてくれるでしょう。フレームは、Oltre XR4譲りのカムテールデザインで、空力性能を向上させた造りです。

フロントフォークもブレーキキャリパーを覆うように設計されていて、空気抵抗を減らす工夫がなされています。

コクピット部分はFSA SMRシステムによって、ケーブルがスマートに纏まっています。電動コンポーネントとハンドル、ステムを交換する事でOltre XR4 Disc、Specialissima Discでも採用されているACR システムでオイルラインを完全内装化させることも可能です。

コンパクトなリアのトライアングルは走り出しの剛性を高めると同時に、踏み出しのクイックな反応性を生み出します。

また、コンパクトなこの空間を利用して、シートポストに大きなサドルバッグを付けることも出来ます。フレームにはマッドガード（泥除け）を装着出来るようにもなっており、バイクパッキングをして大きな荷物と一緒にツーリングを楽しみたい方にはおすすめのカスタマイズですね。

このように、走行性能を高めることは勿論のこと、フレームの造形美や実用性も追い求めたBianchiの拘りがARCADEXには詰まっています。

最大700×42C,650×47Bのタイヤクリアランス

標準では700×37Cサイズのタイヤが装備されています。そのままでもグラベルを走るには十分に楽しめる装備ですが、ARCADEXは最大で700×42C、もしくはホイールを変える事で650×47Bのタイヤを履かせる事が出来ます。

ブロックのあるタイヤを履かせて、MTBのような足回りにする事も可能です。マットな山道を走る方、ドライな砂利道を走る方など、それぞれの走り方に合わせたカスタマイズの自由度も、グラベルロードの魅力ですね。

『EKAR』 1×13 13段変速の最軽量グラベルコンポーネント

イタリアンブランド、カンパニョーロ（Campagnolo）初のグラベルコンポーネント「EKAR」。重量はグループセットで2,385gと、世界最軽量のグラベルコンポーネントです。

特徴としては、やはり13段変速であることでしょう。ARCADEXには9-42T、トップギアの歯の数が9T、ローギアは42Tという大きなギアが使われており、より幅広いギアを使う事が出来ます。

シマノのグラベルコンポーネントGRXは11速、SRAM XPLR eTap AXSでも12速であることを考えると、13速というギア数が如何に凄い事かが分かります。

カンパニョーロの特徴とも言えるエルゴパワー。変速は親指を押し込む事でシフトアップ、ブレーキ手前のレバーを内側に押し込む事でシフトダウンの働きをします。

ブレーキはカバー部分が小振りに出来ています。シマノ GRXのブレーキレバーと比べると分かりやすいかと思います。グラベルを走る中で、しっかりとブラケットを握り込めることは大きなメリットとなるでしょう。



イタリアンブランド「ビアンキ」と「カンパニョーロ」を組み合わせた、ロードバイクの美しさと走行性能を追い求めた拘りの１台です。

只今、町田店では期間限定試乗車として、ARCADEX Di2の試乗車をご用意致しております。言葉だけでは伝えきれないその感動は是非、実際にご体感いただければと思います。
皆さまのご来店をお待ち致しております。



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