バーテープとは、ロードバイクのハンドルに巻くテープ。
グリップ力を高めて正確な操作やコントロールを支え、クッションによる快適性を高めるといった目的で使用します。カラーリングを変えることでバイクの印象がぐっと変わるので、バイクコーディネートのポイントになるアイテムです。
今回はバーテープの交換方法とおススメのアイテムをご紹介いたします。
使用するアイテム・道具など
バーテープ
素材や厚み、カラーの違いなどで様々な商品をラインナップしています。グリップ力が高く適度な厚みで快適性のあるタイプが定番ですが、ロングライドやブルべを楽しむ方は、快適性の高い肉厚タイプがおススメです。
バーテープ ELASTOMER CK
バーテープ ELASTOMER BK
弾力性があり衝撃吸収性に非常に優れたエラストマーを使用したバーテープ。
・価格:¥3,960-(税込)
ゴムのような伸縮性があり、衝撃吸収性にも優れたポリウレタンを使用したバーテープ。伸縮性があるので、初めてバーテープを巻く方におススメです。
・価格:¥3,850-(税込)
絶縁テープとハサミ
絶縁テープはアウターワイヤーをハンドルに固定したり、バーテープの巻き終わり部分を固定するのに使用します。肉薄タイプが剥がれにくく、綺麗に仕上げることができます。ホームセンターなどで購入が可能で、様々なカラーが販売されています。
ハサミは絶縁テープやバーテープをカットするのに使用します。
バーテープの巻き方
バーテープの主な巻き方は「レバー部分を上下に交差させる方法」「レバーの内側に目隠し用のテープを貼って巻く方法」の2つあります。今回はレバー部分の厚みを抑えて握りやすい、「目隠し用のテープを貼って巻く方法」をご案内します。
事前準備
バーテープを巻き始める前に、スムーズに作業が出来るよう事前準備をします。
ブラケットカバー(レバー表面のゴム製のパーツ)を捲り、下記の準備を行います。
アウターワイヤーをハンドルに固定する
アウターワイヤーをハンドルに沿って固定するタイプの場合は、アウターワイヤーを絶縁テープで固定します。固定する位置はハンドルの溝に合わせたり前方などお好みで問題ありませんが、ハンドルをフレーム付近まで切った時に、適切な長さになっていることを確認してください。
既に固定されている場合は左右の高さや位置が揃っていることを確認し、問題が無ければ固定し直す必要はありません。
目隠し用テープ
レバーの内側に貼る目隠し用のテープを、レバーの端に合わせてカットします。レバー部分に被ると隙間を無くすことができますが、レバー部分が肉厚になるので手が小さい方は握り難くなる場合があります。
カットしたらレバーの中央部分に貼り付けます。両面テープが付いていない場合は、レバー部分をバーテープで巻く時に取り付けてください。
絶縁テープ
バーテープの巻き終わり部分を固定する絶縁テープを準備します。エッジ部分(角の部分)を斜めにカットします。エッジ部分を無くすことで、絶縁テープを重ねて貼り付ける時にエッジ部分がはみ出ないので綺麗に仕上げることができます。
準備した絶縁テープは、ステム部分などに貼っておくとスムーズに作業をすることができます。
ハンドルのドロップ部分から巻き始める
ドロップ部分の先端にバーテープを半分程度残して、内側方向に巻き始めます。バーテープを握った時に緩まないようバーテープにテンションを掛けながら、1/3程度重ねながら巻き進めます。
レバー部分はハンドルの曲がりが大きくなるので、外側(下側)は1/3程度を重ねながら内側(上側)を多めに重ねてバランス良く巻き進めてください。
※力が加わる内側方向に巻くことで、緩み難くなります。
※テンションを掛け過ぎるとバーテープが破れることがあるのでご注意ください。
重なり具合を調整しながらレバー部分とハンドル上部(トップ部分)を巻く
バーテープを巻く上で苦労するのがレバー部分です。ハンドルが隠れるよう目隠し用テープに重ねながら、ハンドルの上側に巻き進めます。ハンドル上部もハンドルの曲がりが大きいので、内側は多めに重ねつつ外側は1/3~1/4程度を重ねて巻き進めます。ハンドルが真っすぐになるにつれて1/3程度の重ね具合にすると綺麗に仕上げることができます。
巻き終わり部分を固定する
巻き終わりはお好みで問題ないですが、ステムから4cm程度残すとトップ部分を有効に使うことができます。
巻き終わり部分のハンドル1周分程度をハンドルに対して90°にカットします。
90°にカットすることで、ハンドルに対してバーテープを垂直に巻き終えることができます。
最後まで巻き終わったら、用意した絶縁テープを、車体前方から後方の向きで3周程度巻いて固定します。
化粧用のテープが付属している場合は、絶縁テープの上から貼り付けます。
※化粧テープもエッジ部分をカットすると綺麗に仕上げることができます。
※化粧テープは貼らなくても問題ありません。
エンド部分にキャップをはめる
ハンドルのドロップエンドの内側にバーテープを押し込み、エンドキャップをはめます。
エンドキャップの固定が弱い場合は、キャップに絶縁テープを巻くなどして厚みを持たせると外れ難くなります。
※エンドキャップにロゴなどがデザインされている場合は、向きを揃えると綺麗に仕上げることが出来ます。
重なり具合や緩みが無いかを確認する
重なり具合や緩みがないかなどを最終チェックし、問題がなければ作業は完了です。
バーテープを交換する時は、ワイヤー等の消耗品を点検し同時に交換をすることをおススメいたします。ワイヤーの状態確認などは、最寄りのビアンキバイクストアまでお気軽にお尋ねください。バイクの状態に合わせてメンテナンスや消耗品の交換をご提案させて頂きます。
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