安全かつ快適にサイクリングを楽しむには、バイクを正しく操作することが大事です。
また、サドルの高さやハンドルまでの距離などを、体型に合わせて調整することで、快適かつ効率的に走ることができます。
スポーツバイクの操作
ブレーキ
ブレーキレバーは、左レバーが後ブレーキ、右レバーが前ブレーキです。
(イタリアで組み付けたモデルは、左前、右後になっていいます。)
ブレーキレバーは、後ブレーキ(左レバー)、前ブレーキ(右レバー)の順で操作してください。
前後一方のブレーキのみでのブレーキングは、ホイールがロック(固定)されて、コントロールができなくなる場合があります。
また、コーナリング中のブレーキングはバランスを崩すことがあるので、注意が必要です。
変速
スポーツバイクは、路面状況や勾配(坂道)、風向きなどに応じてギアを変えることで、効率的に走ることができます。
ロードバイクは高速型、マウンテンバイクは登坂や悪路などの走破型になっています。
シフトレバーは、左レバーはフロントの変速、右レバーがリアの変速です。
状況や回転数にペダリングの回転数に合わせて、最適なギアを選んでください。
回転数のことをケイデンスと言い、毎分60~80回転が効率的だと言われていてます。
状況に合わせて、例えば回転数が下がってきたらギアを軽くし、回転数が上がったらギアを重たくします。
回転数を一定に保つことで、体力の消耗を抑えることができます。
ポジションの調整
ポジションは、サドルの高さ・前後・角度、サドルからハンドルまでの距離・深さを調整します。
適切に調整をすることで、体を上手に使って効率的に走ることができます。
無理のない姿勢で、パワーを出しやすいポジションになるよう調整をします。
サドルの高さ
サドルに座った状態で踵(かかと)をペダルに乗せて、脚が伸びきる高さでサドルを固定します。
ペダルの軸上につま先から1/3の位置で漕ぐ時に、膝が軽く曲がる高さが目安です。
なお、サドルの高さを調整するシートポストは、引き上げられる限界表示が刻印されています。
この刻印が見えている状態で使用すると、シートポストが折れたり、受け側のフレームが割れる場合があるので注意してください。
また、シートポストは、シートチューブの入り口からトップチューブとシートチューブの交点までの長さの倍は差し込んでください。
刻印されている限界表示を守っていても、フレームの変形や破損をする場合があります。
サドルの前後位置 クランクを逆回転させて右足が前にして、地面と水平の位置で止めます。
右ひざの関節とペダル軸を結ぶ線が地面と垂直になるよう、サドルの前後位置を調整します。
ハンドルまでの距離
サドルに座った状態でレバー部分を握り、肘が軽く自然に曲がる程度(150°)が適正と言われています。
ハンドルが遠い場合は、ハンドルを固定するパーツであるステムを交換して長さを調整します。
これらのポジションはあくまで目安です。
乗りなれてくるとポジションを変えた方が良い場合がありますので、 ビアンキバイクストアまでご相談ください。
また、長距離を走ると体のどこかが痛くなる場合があります。
「お尻の痛み」というよくある悩みも、ポジションの調整で解決できる場合がありますので、お気軽にご相談ください。