Team BIANCHI Triathlonとは、LAKE BIWA TRIATHLONを目指すメンバーを、ビアンキが全面的にサポートするプログラム。今回はいよいよレース本番。青山コーチからレポートをお届けいたします。
ビアンキアンバサダーの青山剛です。
ビアンキが全面サポートするプログラム「Team BIANCHI Triathlon(TBT)」がこの春からスタート。私はそのTBT専属コーチとして指導監修務め、毎月セッションを開催してきました。 チームの今シーズンの目標である「びわ湖トライアスロン(スイム1.5kバイク80kラン20k)」が10月1日に開催され、チームから5名参戦してきましたので、今回はその大会レポートです。
■LAKE BIWA TRIATHLON 2023
・開催日 : 10月1日(日)
・会場 : 滋賀県守山市・野洲市
第1回からビアンキも協賛をいている今大会は今年で3回目。将来は3000人規模のイベントを目指しており、どんどんと素晴らしい大会になりつつあります。大会当日朝はあいにくの雨模様。この後の波乱万丈なレースを予感させる天候の中、いよいよスタートを迎えます。
【スイム1.5km (700m2周回+100m)】
びわ湖を泳ぐスイムは、少し沖からスタートする2周回と100mのコース。 沖といっても遠浅で、写真のように足は付く水深。国内大会では通常何グループかに分かれて時差スタートをするのだけれど、今回は珍しくおよそ700名の参加者が一斉にスタート。これが波乱の幕開けでした。
というのは、これだけの人数が一斉にスタートして泳ぐわけですから「バトル」といって、選手同士がどうしてもぶつかり合ってしまいます。蹴ったり蹴られたり、足を掴まれたり、など大変です。泳力的に厳しい方は尚更ここで体力を削られてしまいます。TBTのメンバーでもお一人、バトルに巻き込まれたわけではありませんがスイム途中で残念ながらリタイアとなってしまうハードなスイムとなりました。
【バイク80km (19.4km1往復+15km4周回) 】
TBTメンバー4名がバイクへトランジットし、いざスタート。
スタート後はびわ湖畔を走り、その後は野洲川河川敷などを周回する全長80km。私はスタートを見送った後、こちらの自転車(C-SPORT)に乗り、周回コースに応援へ。
雨はスイム途中で止んだものの、朝の豪雨によりバイクコースの路面はかなりビチャビチャ状態。そうなるとコーナー、Uターン時での落車(転倒)の危険がかなり高まり、やはりあちこちで落車が発生した模様。TBTメンバーは上手に落車を回避できていたようですが、路面からの雨水の跳ね上がりで、他選手同様に全身泥だけで走りづらそうでした。
また、このミドルの距離になるとかなり大事になってくるのは途中でのエナジー補給。あらかじめ携帯してあるジェル状の補給食をTBTメンバーもしっかり補給していました。
【ラン20km (4km5周回)】
残念ながらTBTメンバーのお一人はバイク終了時にレースを棄権。もともと足の不調でバイクまでと決めており懸命な判断。他のメンバーはバイクでかなり消耗した様子でしたが、何とか4kmを5周回する20kmのランスタート。 段々と天気も良くなり、気温が急上昇。濡れていた路面のせいもあり湿度もどんどん上がり、かなりサバイバルなランニングになってきた。実は2年前の1回大会に私はリレーの部(3種目を3人で繋ぐ)でランを担当し、このコースを走った経験があるのですが、琵琶湖をすぐ横に臨みながら走れるのだけど、日差しを遮るモノがなくかなり暑かった記憶が。TBTメンバーもやはり暑さに苦戦していた模様。それでもしっかり補給をとり、淡々とフィニッシュを目指した。
タフなレースを何とか乗り越え、TBTメンバー3名が無事フィニッシュ!やはりかなりきつかったようでフィニッシュ後は、皆さんぐったり。そのまま琵琶湖につかりクーリングダウンをして無事終了となりました。
今年ビアンキ初の試みとしてTBTがスタートし、数か月トレーニングを積んできましたが、 やはりチームを組んで大会にチャレンジするというのは格別でした。大変なトレーニングや大会の辛さは軽減し、やり遂げた喜びは倍増する。私もコーチとしてまた新たな経験をさせて頂いたことにとても感謝しています。来期もまた色々な作戦を練ってTBTの活動を充実させたいと思います。応援ありがとうございました!